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シヅコさんのギフト

あまり寝られないで(寝る前に原稿にダメが来て悶々)、朝から荷物持ってバスに乗って、父のところへ。

通院の合間に、わざわざ時間を見計らって訪ねてきてくれたケアマネさんとも話す。今は、両親ともを見てくれている、とても頼りになる方。
帰りがけ、彼女は別の利用者さんを見舞うと言う。私と同様に、お母さんを看ていた息子さんが、大怪我をされて、もう難しいのだと。
現代医学で助からない外傷もあるのか、と愕然とした。お母さんの今後をどうするか、その為に彼女は動いているが、当のお母さんは、「息子は治るかもしれないから家で待っててやらないと」と、言うのだそうだ。
息子さんは、もう意識がない。母親を頑張って看ていたのだろうに、何とか、助かる奇跡が起きてくれまいか。
父のサポートをすっかり終えて、駅まで歩く間も、ずっとかんがえていた。

途中、スーパーで苺を買った。母が食べたいのではないかと。あれこれ、明日からまた一人なので、おかずや野菜、おやつやら、食べられそうなものを買い込み、それを背負って歩いていたら、偶々、教会の前を通り掛かった。
新しく建て直した新築の教会へ、みんなで古い家具を入れなおしている。あれ? もしかしたら…と、しばらく見ていたら、やっぱりシヅコさんがいた。
今朝、訪ねてらして、「クリスマスおめでとう」と、

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こんなかわいいのをくださって、「ここ数日は教会のお引っ越しなのよ」とゆっておられた。私もこれから父の通院だと話した。
なので、教会の前のシヅコさんは、「終わったの?帰り?」と。バスに乗るべく駅へ歩いていたら、偶々ここへ出たのだと話し、頑張ってね、と別れた。

田舎は、東京みたいに事を構えず、みんな「こんにちは」と言って、フランクに話をする。
往きのバスも、バス停で会ったひとと偶々降りるバス停が一緒で、あれこれ話して、さよなら、お大事にと別れた。
いきおい、那須に居ると、東京に居るよりたくさんのひとと話す。
今日も、朝から時系列で、母、バス停で会ったひと、父、父のとこのスタッフさん数名(真面目な申し送り含む)、病院のいつもの受付さん、担当医、来てくれたケアマネさん、看護師さん、薬局のひと、シヅコさんとそのお友達、駅前のお饅頭やさんのひと、ヤマト運輸さん、プロパンガスやさん、電話で殿様(仕事)、ゆうパックのひと。となる。
すごい量だ、書いてみてびっくり。

疲れるのは疲れるんだけど、頭の回転は滑らかになる感じ。
を取って、東京にいても、割りと色々ゆきずりに話すようにはなった。こないだは電車で、向かいに座った方から、私がリュックに付けている「病床六尺」という缶バッジを「何ですか」と尋ねられ、正岡子規について少しご説明した。ちっとも嫌じゃなかった。

もっと、人は「無駄に」「知らないひとと」話し合った方がいいようにも思う。





by tsunojirushi | 2018-12-18 21:23 | 日々の出来事 | Trackback