2017年 11月 07日
観劇と皿うどん部部活
宣伝文などを書かせていただいた「坂の上の家」の
東京公演を拝見してきました。
ロビーにメインビジュアルの原画が飾られていて、
うっとり眺めつつ、感慨に浸る。
昔、芝居の制作をしていた時は、本番も大変でしたが、
宣伝物の仕事になった今は、早くに仕事をして、
本番の時は、じっくりと作品を観させていただく形です。
自分の書いたものが、作品の本質に沿っていたかどうか、
それを確認するときでもあります。
今回の公演は、可児市の制作。客席へ入ったら、
全部の席に、可児の薔薇の花が一輪ずつ置かれているのでした。
なんと素敵な。
毎日、届けられるそうです。それはそうですよね。
有難くいただいて、水切りして活けてあります。
関わり方は変わっても、やはり、劇場にいると、
ああ、芝居はいいなぁ、という気持ちになります。
大変ですし、まぁ…、現場にいると相当ハードですが、
代え難い「生のものの力」ってあるのです。
ホンを書く人がいて、演出する人がいて、
装置やあかりや音楽を作る人がいて、
人間か演じて、たくさんの裏方が進行を支えて、
それが、その日その場だけです。すごくアナログで、手作り。
「ひとの手」が生み出して消え、観た人の心にだけ残るもの。
・・・というのがいいんです。
公演は続くので、中身のことは書きませんが、
「坂の上の家」誠実で純粋な魅力を持った作品です。
お時間があれば、是非。
劇中に、ちゃんと皿うどんは登場しました。
観終えてから、皿うどん部部活しました。
渋谷の「長崎飯店」。「皿うどん」とオーダーすると、
固いのが良いですか、柔らかいの?と訊かれる本場式です。
この金蝶ソースも本式です。
「固いの」を頂きました。
お野菜と魚介(何と牡蠣まで)たっぷりで、
とても美味しい皿うどんでした。
金蝶ソースはスパイシーで、合うんです、これが。
お店はすごく不思議な場所にあり、
うーん、見落としていたなぁ…と反省しきりです。
病状わるく、行けないかと思ったけれど、
公演を観られて、良かったです。ほっとしています。
遠くからいらしてくださった先輩も、ありがとうございます。