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小さく梅仕事

ここ数日は縫い物をしています。文言の仕事に隙間ができ、次のものをかんがえつつ、動かせる範囲で手を動かしています。腫れは少し引いて、その分腫れていた首などは動かすとグリグリゴリゴリいったり、曲げようとすると引っかかったり、しています。しかし、腫れているよりは楽です。すみません、ご心配くださる方もおいでなので、報告です。

病状わるかったこともあり、また、庭の古木も生らず、ご近所さんもたくさんは獲れなかったこともあり、今年は少しだけ梅仕事です。
まずは、敬愛するブロガーさんの記事で知った「さしす梅」。初めてです。お向かいの収穫をお手伝いした梅は追熟に向きません。おおきくてしっかりして、青くパリッとしたうちに梅酒などにするのに最適な梅なのです。それをつい追熟を試みたら、傷んでいる箇所がけっこうできてしまった。そこで、さしす梅なら、傷んだ場所は削って良し、とのことなのでやってみました。


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氷砂糖とお塩を入れてお酢で満たす。梅をピクルスにするような感じか。お酢なのでカビが出ることもなく、梅干しをする時より楽でした。二週間漬けて、干す。


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お天気の日に三日間干しました。干している間にお酢っぽさは少し飛んで、香りも丸くなる感じがします。これ、考えてみたら、酢酸と梅のクエン酸を一緒に摂れるのだから、身体によさそうです。


梅干しチームは、殿様が福井から買いました。樹上完熟という梅で、かなり待ちました。福井では春夏と進みがゆっくりだったようです。


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箱に書いてある言葉がいい。福井の梅は二度目ですが、とても良い梅で梅干しに向きます。私は南高梅偏向には疑問を感じています。信奉者の方には悪いのですが、ものすごく美味しい梅というよりは「非常にバランスがいい梅」と思っています。作業が楽なある程度の固さと大きさ、そこそこ美味しい果肉、香り、そして、輸送にも向いている。全部が高い水準でまとまっている梅、です。たしかに良い梅ですが、あまりにもそればかりになるのは(どんなことも)感心しない。言い古されたことですが、みんな違ってみんな良い、で行きたいです。


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箱には「紅映」と書かれていました。サイズは3Lとなっていますが、小ぶりでした。そういう種類なのかもしれません。手が痛いのでお手伝いだけして、殿様がお漬けになりました。これはまだ、これから干します。届くのが遅かったので。梅酢は無事上がっています。今年は塩分10%で。


さしす梅の方は、もう出来上がっています。


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左の瓶です。3日干して、こんな色に仕上がりました。食べてみましたが、そうですね、今はまだ「お酢に漬けた味」です。もう少し置いて熟成させて食べてみたいと思います。右は毎年恒例の「一口梅酒」。ちっちゃな瓶に梅1個と氷砂糖数粒だけ入れて、好きなスピリッツで満たします。いろんな味のができるので開けて飲むのが楽しいのです。昨年はお向かいの梅を熊本の焼酎「白岳」で漬けたひと瓶がすごく美味しくできていました。ラム酒にしてみたり、黒砂糖入れたり、いろいろやってみています。



by tsunojirushi | 2017-07-28 22:45 | 料理 | Trackback