古木の矜持

「小さい春、み~つけた!」


(↑というのに応募。です。)

庭の梅の古木に花が咲きました。


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ここ数年、根が半分以下になってしまい、何度も倒れて、そのたびに植木屋さんに起こして支柱を立てていただいています。いくら皮で生きるとは言っても、ギリギリの感じで、かつてたくさんたくさん実を付けて美味しい梅干しの材料になってくれたようには、もう花が咲きません。
ほんの少しだけ。
それでも、咲かせる気合いが凄い。壊れる身体や衰える能力に凹んでいる己を叱咤される思いです。





もう厳しいかもしれない、との思いから、数年前、殿様が種を発芽させ、実生を育てています。だいぶ大きくなりました。梅は発芽することは稀で、いろいろ工夫をした結果です。ただし、梅は「交配によって実が生る」ことはよく知られていて、種はハイブリッドとかんがえられ、つまり純然たる二世ではないわけです。でも、それは大概の生物がそうで(例外もある)、このジュニアがどんな花を咲かせ、どんな実を付けるか、見守りたいと思っています。

古木に、少しでも実が生ったら、大事に梅干しにしようかな、と思います。皮が極限まで薄く、香りが非常に高く、今まで食べたどんな梅干しよりも美味しい梅干し(腕前拘わらず)になってくれる実です。品種は、おそらく「真鶴」の仲間であろうと思います。

眺めていると、その生きている姿勢に頭が下がる思いがします。植物から、ほんとうにいろいろなことを教わります。

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by tsunojirushi | 2017-03-02 19:50 | 植物 | Comments(0)