2016年 08月 22日
耳に目がない
そもそも、先染めのしましまやチェックが好きなのも、それが必ず「地の目」だから。糸の色を替えて織るわけですから、必ずそれが生地の縦横の「方眼線」になっとるわけです。よって、台に平らに置いて地の目を気にしなくとも、
これは膝の上で切ってますが(真似してはいけません。悪いお手本です)、チェックの線をガイドにしたら、気軽に裁ち物ができるんです。これは麻の生地で枕カバーを縫ったときの。この生地の耳が、
これです。耳ってきれいだーーー。と思ってしまう。もったいなくてしょうがないので、こういうまっすぐの物を作る時は、なるべくここをこのまま活かします。ものぐさと言えばそうなんだけども。この時は耳を枕の入れ口(折り込む部分)にして、そのままにしました。
枕カバー、もう一枚縫おうとして、用意した生地が、
なんと、生地自体は紺とブルーのストライプなのに、耳に赤。ここだけのために赤の糸使用。デニムなんかで「赤耳」ってのがありますが、あれはつまり、わき線が耳になっているということ。だから贅沢なのですよね。
今度の耳もかわいい・・・。当然これも、ここはこのまま活かして枕カバーにいたします。あ、こないだも枕カバーのこと書いたか。何かそれしか縫ってないみたいか。いや、ちょうど一斉に傷んじゃった時期なんですよ。