炊飯器活躍

先日、諏訪湖で買ってきた名作・おぎのやの「峠の釜めし」。中身も最高ですが、大切に持ち帰った外側、これは炊飯器となります。大昔からこれやこれに似たものでご飯やお粥を炊いていますが、今回炊いてみて思ったこと。
「おぎのやの能力が高い」。なかなかこの本物は入手できないので、類似品だったんです、ずっと。正調は壊してしまったんだと思います。久しぶりにほんもので炊く。


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外側を濡らしたくないので、ざるでお米を洗い、水加減してしばし浸水。のち、火にかけます。弱めの火からスタートして、沸騰すると吹きこぼれるので、蓋を切って。
お水が減ってこぼれなくなったら蓋をして。


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やはりお弁当の時より炊飯していると絵になるねぇ。吹きこぼれなくなったら、あとは「鼻で」観察します。湯気がだんだん頼りなくなり、そのうちお焦げらしき香ばしい匂いがして来たら火を止めます。この間、10分程度です。すごく早いです。そしてこのまま蒸らすのですが、この蒸らし時間も、そんなに必要ないです。5分程度で芯もなく食べられます。この時短も魅力の一つ。

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炊きたて。つやつやです。那須から届いた新米を、一合弱。一合くらいまでが美味しいです。一人分ですね。何しろ、美味しく、はやく炊けます。土鍋でご飯、やってみたいけれど、わざわざ買って、巧く出来るかどうか…と悩んでいる方がいらしたら、まずはこれで練習するのも手です。お米を炊く基本みたいなものが掴めます。
大学時代は、お米を半合くらいにしてお水をたっぷりに。ガーゼで包んだほうじ茶いれて炊き、茶がゆで朝ごはんしていました。昔から志向が隠居。それはともかく、具材を入れて釜めしらしく炊き込んでも当然美味しいです。今時分、きのこなんかも良いですね。梅干し一個入れて炊くのも美味しいです。

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今回は午ごはんでして、たぬき豆腐と。あと、例の紫蘇漬けと缶詰と。ごはんがおいしいと、幸せな午餐になります。
おぎのやさんのお釜、非常に優秀です。上手く炊ける。洗う時にひっくり返したら「特許番号」が刻印されていました。さもありなん、という感じ。いろいろと形状や厚み、素材、改良や工夫を重ねてのこれ、なのでしょう。さすがです。




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by tsunojirushi | 2016-10-24 13:18 | 料理 | Comments(0)

温泉タオル活用法

最近、食べ物のことばっかし書いているような…。やはりそのう…食欲の秋ですしね。と申しますか、ジャンル「ハンドメイド」って便宜上ここですが、食べ物をいろいろ拾ってきてこしらえるのも、わたくしにとってはハンドメイドなんですけども。

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エコ縫い物屋としての作業をご愛顧くださっている方から、お洋服のサイズ直しや補修と共に、タオル縫いのご依頼を承っています。材料は「温泉タオル」。温泉行きますと、くれますよね。旅館とかでも。我々リウマチ人にとっては絞るのが困難なタオル。その点、温泉タオルは薄くて扱いやすく私たちの味方でもあります。
さて、その温泉タオル、旅をたくさんなさると貯まる。そこでこれを正方形に裁ち落として「ハンドタオルもどき」を作るわけです。

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これが最新作。図案はご依頼の方が描かれたもの、それをトレースして(といってもフリーハンドで)糸の色をちょこっと替えつつ縫います。もともと、その方のお母様が作ってくださっていたそうで、不肖わたくし後輩としてやらせていただいています。
タオルは二重にして、毛足のない部分(温泉名はここに書かれていることが多い)を落とし、角丸で周囲をかがる。色々な方法を試しましたが、今回はもっとも単純なジグザグミシン。数枚いろいろ試して、ブランケットステッチなどもしたのですが、案外ジグザグが柔らかさを損ねなくていいみたい。多少ほつれますけどね。(ちなみに吊るしてあるのは空気で消えるチャコ替わりのペンを消すため)

使用した姿を写真撮って送って来てくれました。↓

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果物なんかを包んで職場に持ってゆかれたり、普通に汗を拭いたり、そんな風にご愛用らしい。気楽で惜し気がなく、何より温泉タオルを有効にリユースできるのがいい。今回のは真ん中部分に温泉名が入っていたので、温泉の思い出と共に使える。素晴らしい。このオーダーは、ないものをあるものでの精神にぴったりのご依頼なのでした。また縫うから、温泉行ってらっしゃいw

ちなみに私は、これらで「台布巾」を縫って使っています。その時も当然、温泉名フィーチャーです。

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温泉行ったなぁ、と思いつつ使えるのが愉しいのです。一枚から二枚作れるので、白い部分は寂しいからビルや塔(らしい。忘。けっこう昔なので)を縫ってみたり。どんなものも、有効に活かせると無駄がなくて気持ちいい。貧乏くさい・・・という声は聞こえないふりをします。

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by tsunojirushi | 2016-10-19 19:45 | 縫いもの・拵えもの | Comments(0)

穂紫蘇の塩漬け

穂紫蘇の季節です。庭に生い茂った(種蒔きません。こぼれた種で出ます)青紫蘇に花が咲き、それが実ったものを収穫します。

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そしたら、上から下への向きで軸から実を外します。しみじみとした作業なので、ま、お好きな音楽でもお聴きになりながら。慣れればテレビも観られます。

外したら、ざる(金属の)に入れて洗い、お塩を少し入れてぐらぐら沸かしたお湯にざるごと浸けます。

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写真が拙くてすみません。作業が時間との闘いなので気が急いて。全体をお箸などで混ぜつつ、まんべんなく熱湯を通す感じ。1分程度です。そしたら、お湯から上げて、

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お塩(なんでもいいですが美味しいお塩だと美味しくなります)を全体にまぶします。割と多めに使います。そうしないと足が早い(早く傷むという意味です)ので。
あとは、綺麗な瓶などに詰めて冷蔵します。保存食ですから、けっこう長く食べられます。塩加減にも因りますが。

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できたては辛いです。少し馴染んでからが美味しい。これをあったかいご飯に載せて食べたら、どんどん肥えます。おにぎりにして、チーズなんか入れたりすると、これまた、天高く肥えます。この夏、紫蘇を育てられた方は、是非、やってみてください。

ちなみに拙宅の庭では、これを獲らないでいると雀たちが非常に熱心に食べてしまいます。なんか、紫蘇の木(というのか)がゆ~らゆらしてんな、と見ていると、やつら、紫蘇に掴まってぷちぱちぷちぱち食べてたりします。
そんなわけで、うちの穂紫蘇は雀らと取り合いです。いや、美味しいもんね。食べ物の好みが合うよね。


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by tsunojirushi | 2016-10-14 00:07 | 料理 | Comments(2)

両親のお見舞いに数年ぶりで那須へ行きました。先々週。そこで、前項の「むかご」獲りなどもしたのですが、訪ねてみて、もちろんいろいろとシビアな問題もあるのですが、一方で、「ないものを あるもので」のルーツともいうべきものも見つけたりしました。
子どもの頃から、家の中では「壊れたものは何とかして直して使う」、お金を使わずに「出来る限りの物は作ってみる」というのが当たり前でした。そのため、家電などは異常なまでに長持ちし(父は機器メーカ勤務)、服もファブリック類もオリジナル度が高く(母は文化服装)、手作りのものが普通にある日々でした。
今回、台所仕事をしていて見つけたもの、

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おたま、いまどきはレードルと言うのかな、当然これは私が生まれる前から(おそらく)数十年使われているものです。しかし、本体(金属部分)は頑丈でも、持ち手は傷む。おんぼろになったので、庭の木を切ってきて、それをパーツとして付けた。らしい。

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なかなかニュアンスのあるwできばえ。「これ、何の木?」と父に訊いたら、「しゃらだよ」と言う。母が「あれよ、沙羅双樹よ、諸行無常の」。庭でなかなか綺麗な花を咲かせるらしい。「どの木?」と教えてもらって、庭で見つけたのが、

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この木。「持ち手」で見ている時から「さるすべりみたいだな」と思っていたけれど、木肌が似ている。仲間でしょう。どうしてもこの木がいいと選んだわけではなく、たまたま枝払いをして、小枝があったらしい。それで、削り出して、金具を作って(こういうの、作ってきてました、会社で。本来はNGです)取りつけた、と。
使い勝手はですね。微妙です(笑) 枝がくねっているのをそのまま活かしているので、普通のお玉にはない躍動感がwww でも、使っていると慣れます。

こんなのもありました。

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山椒の木(これも庭にある)を伐って作った自家製すりこ木。ほんとに材料から自家製だし。ご存じの通り、市販のすりこ木も、高級品は山椒です。ほのかにいい香りがするからかなぁ。
下に写っている土瓶の弦(つる)も、傷んだのを糸を巻いて直したんだそうで。可愛いね。

何しろこれは一例で、家内いたるところにこういうものが散見されます。キッチンのワゴンも玄関の傘立ても、庭にかつてあった桜の木で脚を作ったものだし、家電などはキマイラ宜しく手で削り出したパーツが付いているし。大物では「プリンタの台」もだ。凄いんですよ、ケヤキかなんかの枝で作ったから、トム・ソーヤーの小屋みたいなことになっています。慣れているのであまり私は気になりませんが、知らない方はギョッとするかも。今度、それも撮影しようか。

タイトルに書きましたが、私の、物を直したい情熱とか、何でも自分で作ってみたいと無駄に思う気持ちとか、そういうのはみんな、この教育(洗脳?)によるものなのだなあ、と改めて思った次第です。ここさえ直ればまだ使える、と思うと居ても立っても居られない、という感じなんです。「新しいものを作った方がクリエイティブじゃーん」という指摘も受けますが、いやいやいや、案外創造力要るんですよ、修理。楽しいんです、工夫するのが。修理してちょっと可愛くなったりするのとか。「ないもの」はコンビニエントに買ってくる・・・前に、「あるもの」で工夫する、「あるもの」を直す。ことができないかとかんがえる。
いつまでできるかわからないけれど、生きていられたら、「ないものあるもの」遺伝子に逆らわず、手仕事を続けて行こうと思っています。



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by tsunojirushi | 2016-10-09 14:59 | 日々の出来事 | Comments(0)

むかごのできるまで

むかごをご存知でしょうか。わたくし、大好物でして、庭へ蒔いては増やしています。夏の終わりに、今年も花が咲きました。

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むかごはヤマノイモや長芋の蔓につく「芽」です。芽だとは近年まで知りませんでした。正体としては、黒い皮をかぶった極ミニチュアのお芋みたいなものです。これも土にぽろりと落ちればそこから蔓を伸ばして育ちます。これとは別に「さく果」と呼ばれる「種」も付けます。こちらは楓の種のように羽根付きで、少し遠くまで飛ぶようにできています。植物はこうして知恵を絞り、子孫を残そうとするんですね。
むかごは、花が咲いた付近の、葉の叉みたいな部分に点々とつきます。二つずつくらい。上の花の写真は世田谷ですが、ここから下の完成図は栃木県で撮りました。所要で出かけて行ったのですが、季節がだいぶ東京より早いので、既に出来上がっていたのです。

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つやつやと綺麗な大きな実がたくさん。身体が不自由で家から出られない母親のために、蔓を切って家に持ち込みました。母は喜んで、「こんな風に付いているのね」としげしげと眺めていました。自然の造形は美しいですね。

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撮影をした後は、ご飯に炊きます。あまり余計なことはしません。もったいないからです。お米を研ぎ、お塩とお酒を少し入れて、その上に洗ったむかごを載せて普通に炊くだけです。むかごから旨みや滋味が出て、いい香りがして、美味しいご飯が炊けます。

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秋の味覚。人さまのうちのはNGですがw、道端や旅先の山などで見つけたら、ポケットに少し頂いてきて、ご飯を炊いてみてください。噛みしめるとおいしいお芋の味がして、すすきやかえでの葉を涼風が渡る、里の秋の情景が見えてくるような美味しさです。


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by tsunojirushi | 2016-10-04 02:48 | 植物 | Comments(0)