2018年 06月 07日
冷凍仕込み梅干し
今年も少しずつはやっています、梅仕事。
↓ここで、実っていた古木の梅、
傷や黒点のないものを選んで追熟し、
梅干しにまず小さなプラ樽一個漬けました。
老人忘れますから書きます。
一号樽・6/6仕込み・塩分10%
傷があったり、当たっている箇所があるものは
ジャムにしています。
色々なお作法があると思いますが、うちでは
黄色く熟れたものをお水から二度茹でこぼし、
ここでとろりと柔らかくなったものから、
傷んだところなどを指で取り除いて、
お砂糖を好みの量入れて種ごと炊きます。
そして、種ごと瓶に詰めます。
食べる時に注意が必要ですが、種が美味しい。
しゃぶって愉しみます。
そして、今年は初の試みをしています。
それが表題です。
お向かいの「白加賀」的な固く大きい梅の
収穫のお手伝いをしたので、頂いた分は
「梅シロップ」にしました。シロップに最適な梅なので。
その時、殿様が「予め凍らせる」という技を
ネットで仕入れました。素早く水を上げる工夫です。
ふと、
梅干しにも応用できるのでは、と思い調べてみたら、
果たして、実行しておいでの方がいらっしゃいました。
試しに、先に追熟したT邸の梅や庭のを冷凍して、
凍ったまま、漬けてみました。
殿様のはお塩で。私は一割ほどお砂糖を混ぜました。
これも早く水を上げさせるためです。
カチカチの梅をお塩して着けるのは面白かったです。
解凍しつつお塩で漬かりつつ、二日でこうなりました。
予測は出来ましたが、もうかなり柔らかな感触です。
水はしっかり出ました。後はこのまま冷蔵して、
土用干しを待ちます。
おととし、「重石をしない梅干し」を漬けました。
以下過去記事です。
仕込み◇「重石をしない雨干し」
結果◇「〃 その後」
完熟なら美味しく漬かる、と結論しました。
凍らせた梅は、干すのに注意が必要なようですが、
うまくゆくかどうか。今年の新しい梅仕事実験です。