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服と歳

いつか、ゆにくろうの店頭にいた時に先輩に、「あ、あのワンピースいいな、着たいな、でも、ばあさんじゃあれかな」となんとなくつぶやいたら、「・・・ギリギリかな」と非常に真面目なお答えを賜った。
やっぱり、年を取ると似合わなくなるものは、ありますよね。うーん・・・。近年気を付けなきゃ、と思うのは「渋い色」のものと、「ロックな(当社比)」もの。
若くて血色がよくピカピカしている時の渋い色は、却って綺麗に見える。でも、元気さがなくなると(特に私は病気)ただの「地味な服」になって、シックという路線にするためには工夫が要る。筋トレとかも。
ロックなものは、簡単に言うとボーイッシュでやや攻撃的なもの。初老でもパンク服がすごくお似合いの例外的な方もいるけれど、無理して若作りしているみたいになりそうで警戒している。

昨年夏に縫ったTブラウス。

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殿様にステテコ縫ったあまり布なので、あちこちつぎはぎして、なんとか形にしたもの。フレンチスリーブのかぶるシャツです。これに、レースの小さな襟を「つけるべきかつけざるべきか、それが問題だ」と悩み、まだ着ていません。


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単体で見れば、素敵だと思う。襟一枚で、濃い色の本体が夏向きに涼しげになる。ただ、着るのが私となると、上記の「ギリギリ」のワンピースよりはるかに危険なゾーンに入っている。気がする…。これ、付けて大丈夫かな。


錦糸町に打ち合わせに行ったのです。


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ここの公園好きです。ひろびろして気持ちがいい。そして、この向こうに小さな商業施設があり、お買い物に寄りました。


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友人曰く「子供服やさん」のアース(この時点で既にそぐわない)にあった長袖のボーダーシャツ。この太いヘムがいい。長袖ですからバーゲン価格、税込で約1000円。珍しく、即決で買いました(無駄遣い禁止だからいつもは熟考)。しかし、帰りの電車の中で、ばあさんになってもついつい好きなものを買っているが、もっとこう、冷静に、客観的になった方がいいのだろうか・・・とかんがえる。
でもさ。
縞々のシャツを着たお婆さん(生きていた場合)が居てもいいのではないか、とも思う。お向かいのマクラスキーさん(あだ名)はもうじき90という大先輩だけど、夏はお花模様の木綿のワンピースをお召しだ。とても可愛い。自分自身は可愛くはないので一緒にしてはいけないが、お婆さんぽい服を着なくたっていいよね。って思う。

とりあえず、こないだの横浜に着て行った。
この写真、アーチの様子が良くわかるので載せたかったが、人間が邪魔で見合わせていました。薔薇のアーチ綺麗でしょう。天蓋みたいにたくさんあるの。

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街で、同世代に思えるマダムな感じのエレガントな女性を見かける。この時も薔薇を見にそういう方がたくさんいらしていた。若い頃、自分も年を取ったらそんな感じになるのかな、と漠然と思っていた、そういう素敵な大人の方たち。
でも、実際は、↑ こうだ(縞々で古道具のカバンを背負っている)った。
駅の階段を登る後ろ姿はJKで、電車に乗って前から見たらお婆さんでビックリ。という方も見かける。自分も、もしかしたら既にそうなっているのかもしれない、と最近はしばしば思うけど、急に「年配の服」になるのも無理だしね、といろいろかんがえる今日この頃なのです。



by tsunojirushi | 2017-06-01 13:35 | 日々の出来事 | Trackback